説教要旨
    6月27日 「教会の経済」 大村 栄
           使徒言行録8:9~25 
    

◇ステファノの殉教以来、「4:散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。5:フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた」。サマリアには魔術師シモン(シモン・マグス)がいた。彼は人々がフィリポの語る福音に聞き入り、続々と洗礼を受けるのを見て驚いた。

◇そこへエルサレム教会から使徒ペトロとヨハネが派遣された。二人が「17:人々の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた」。聖霊を授けるこの「按手」はかつて「洗礼」と別だった。現在は両者が一体と言える。聖霊を受けた者は教会員になる。教会員は教会の重荷を負うが、聖霊の導きにより、そこでみ業が起こるという体験をする。

◇シモンは金を持って来て、「19:わたしにもその(按手する)力を授けてください」と言ったのでペトロが激怒する。これを「聖職売買」(シモンの名から取ってシモニア)と言う。昔ローマ教皇の選挙で買収がなされたりしたのもそれだ。聖なるものを金銭で計ろうとするなら、それは現代のシモニアだと言えるのではないか。

◇一人の貧しいやもめが、聖所で「レプトン銅貨二枚」を捧げた(マルコ12:42)。ほんの少額だが主はこれを喜ばれた。「44:この人は、乏しい中から自分の持っている物をすべて...入れたからである」。彼女は半分残すことも出来たのにそうせず、すべてを神に捧げて委ねることが最上だと信じた。これが信仰の経済観念なのだ。

◇教会では捧げる効果(コストパフォーマンス、対費用効果)ではなく、捧げる意志が大事なのだ。私たちの会計報告は、単なる収入と支出の内部向けの報告書とは違う。皆が心から神さまに献げたものを、このように用いさせて頂きましたという、「神への会計報告書」なのだ。心からなる感謝と献身のしるしを主に捧げるものでありたい。

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