説教要旨
    
6月13日 「地の塩、世の光」 大村 栄
         マタイによる福音書5:13~16  

◇「塩」は塩辛くするためだけに使われるのではない。スイカやお汁粉、パンにも入れる。相手の良いものを引き立てて、塩自体は溶けて消えていく。それは消しゴムにも似ている。書いたものを消して元の白い紙に戻すが、自分は削られ、無くなっていく。

◇「光」の方は消えないで、広く周囲を照らすために高いところに置く。「15:ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである」。

◇「光」は闇を明るく照らすと同時に、進むべき方向を示すものでもある。暗闇の中、砂漠でテントを離れる時は、足元を照らす灯りと、戻るべきテントの位置を示す灯りの両者が必要だと言う。

◇「16:そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」。これら3度の「あなたがた」に、テキスト全体の総括と、私たちの信仰生活の指針が示されている。

キリストの光を受けて世の人々を照らし、塩として遣わされた地に立派に仕え、父なる神が用意してくださる天の故郷を最後の目標として生きる。そういう神を崇める人生を歩み、神のみもとに帰る日を目標とすることが、私たちの「信仰」であり、歴史への「希望」であり、それを周囲に示すことが「伝道」である。

◇コロナ・ウイルスにより、社会全体と共に教会の力も衰え、困難なこの時にこそ、私たちは改めて個々の「命の豊かな使い方」と、未来への「希望」を示す「信仰」を生き、「伝道」を心がけたい。

◇主イエス・キリストは「地の塩」として人々のために命を捧げ、その愛が「世の光」となって人々を照らしている。私たちも「地の塩、世の光」となって、主イエスの示された神の道に従いたい。

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