説教要旨  1月19日 <一日修養会 主題「私たちの教会」>
     「収穫のために働こう」伊藤瑞男先生
                (東京神学大学理事長)
          マタイ福音書9:35~38

◇「35:イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いをいやされた」。主の伝道の中心は3つ。第1は会堂で「教え」たこと。その内容は神と人を愛することに集約される。第2は「御国(神の国)の福音」を宣べ伝えたこと。悔い改めて罪を赦されるなら「神の国」へ入れるという「福音」(良い知らせ)である。第3は、ありとあらゆる病気や患いを「いやされた」。この3つの基本に忠実であれば、今も「わたしたちの教会」は成長するはずだ。

◇第2の「神の国」は神の支配に従う人々がいる所だ。 主は言われた「実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ」(ルカ17:2)。「間」とは「つながり」だ。親密で仲が良いだけではなく、神とのつながりの中で、皆が互いにつながっている。これが「神の国」の地上における実現である。この「神の国」のつながりを実現するのが教会である。

◇第3の主イエスのなさった「いやし」は、体だけでなく、心と魂の底まで届く癒やしだ。魂の救い、あるいは罪の赦しとも言い換えられる。それを行うのが教会の私たちである。祈りの言葉や慰めの言葉を真剣に行うなら、そこに主の「いやし」が実現するだろう。

◇「36:群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた」。この「群衆」は神とのつながりを知らず、肉体的にも精神的にも生きるのが困難になって、「いやし」を求めている人々だ。主イエスはこれらの群衆を深く(腹の底から)憐れまれた。

◇「37:収穫は多いが、働き手が少ない」。この収穫とは、上記の「弱り果て」た群衆のことである。現代もそのような人々は周囲に大勢いる。しかしその人々をいやし、「神の国」へ迎えるために働き手の数が足りないのだ。「38:だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」。

◇そう願う時に、主の言葉が聞こえるだろう。「あなたもその働き手になれるのだよ」と。

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