説教要旨

11月10日
  「子供を祝福する」  牧師 大村 栄 
            マルコ福音書9:33~37

◇伝道の途上で「33:だれがいちばん偉いかと議論し合っていた」弟子たちに、主イエスは、「35:いちばん先になりたい人は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい」と言われた。仕える者=ディアコノスは元来、食卓の給仕のこと。人々の食事を整え、生活を守り、命を支える大事な仕事だ。

◇そして一人の子供を抱き上げ、「37:わたしの名のためにこのような子供の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」と言われた。いちばん偉くなりたいと思うような人々に、キリストは、弱いだけでなく時には悩まさせられる幼な子のような者に、自分の持っている時間や労力を捧げなさいと言われる。それが仕えるということだ。

◇あなた方が私を受け入れて、他者のために自分を差し出すことを恐れないなら、「37b:わたしを受け入れる者は、わたしではなくて、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである」。それがキリストを下さった神の愛に連なる道なのだと教えている。

◇相次ぐ自然災害の中で、「ボランティア」が尊ばれるようになった。またNPO(非営利団体)という言葉もよく聞く。人々のために時間や労力を差し出す奉仕活動(バサーもそうだ)の動機を、私たちはキリストの「仕える生き方」に見出す。そしてそれは人が果たすべき大切な使命や責任であり、人間としての成長の道なのだ。

◇「35:いちばん先になりたい人は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい」。主イエスにならって他者に仕える者となり、互いに仕え合う社会や人間関係を築いていきたい。

◇「仕え合う」と書いて「しあわせ」と読む。子供に象徴されるような、弱い者が受け入れられ、祝福される仕合わせな社会を、キリストが命をかけて教えて下さった道に添って築いていきたい。

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